中学受験 なんきゅ~ プロ講師なんでもQ&A

カテゴリ:受験生の生活

勉強かやりたいことか

こんにちは、初めて質問させていただきます。私は現在小六で、麻布を志望しています。
私は今サッカーを習っていますが、母が勉強しなさいというので、今月か来月に辞めることになっています。塾にも通っていますが、サッカーで疲れてしまうので、あまり集中できていません。母はもう受験生なんだから、サッカーのことは一回考えないで塾に行って勉強しなさいといいます。実際、今の成績だとかなり厳しいと思います。ですが、私は正直サッカーをやめたくありません。なぜかというと、父がサッカーをやっていて、父がとてもかっこよく見えたからです。私が父の出ている試合に行くと、毎回のようにゴールを決めたり、アシストをしたりしていて、チームのみんなから尊敬されています。私も父のようにサッカーができるようになりたいと思い、小学校1年生の時からサッカーを始め、毎日欠かさず練習しています。私も地区大会で優勝したりしているので、実力がないわけではないと思っています。なので、今サッカーをやめたら実力が落ちてしまわないか心配です。この間学校の先生にこのことを相談したら、サッカーはいつでもできるけど、勉強はその時しかできないから勉強を頑張りなさいと言われてしまいました。私は正直、今しかできないのはサッカーだと思います。もしサッカーをやめたらチームのみんなとも会えなくなるし、試合にも出られません。父は、私の好きなようにすればいいと言ってくれます。しかし母は私をなんとかして麻布に入れたいようです。この前も、麻布に行って、その後東大に行ってほしいと言われました。私は塾に行って勉強したいとも思っていないし、東大に入りたいとも思っていません。母は将来のために今一番大事なのは勉強だと言って毎日塾に行くように言います。周りの友達で中学受験をする友達も、みんな同じことを言っていましたが、私にはよくわかりません。このままサッカーをやめていいのでしょうか?あと、もし勉強が将来に必要なら、実際どんなところで役に立つのですか?ここでは東大に通っている大学生の人にも質問を見てもらえると聞いたので、解答してもらいたいです。
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回答者
猿山
回答日時:2019/05/16 19:20:15

将来のことを考えると、、

初めまして。都内で塾講師をしております。

質問拝見しました。
猿山さんのお気持ちも分かりますし、お母様のお気持ちも分かります。
ただあえて厳しい事を言わせてもらいますと、猿山さんのサッカーの実力はプロ選手になれるほどのものでしょうか?自信を持って首を縦に振ることができるのであれば、今すぐに勉強はやめて一心不乱に練習に打ち込むのが良いでしょう。ただそこまでの確信はない、というのが正直なところではないでしょうか。もしそうであれば、サッカーだけをやりたいという気持ちを今はグッと堪え、勉強と両立するのが、将来のことを考えると良いかと思われます。
ただしその際、麻布に拘る必要はありません(こんなことを言うとお母様にお叱りを受けそうですが...)。自分が行きたいと思う学校(理由はなんでもいいのです)に向けて努力し、仮にサッカーが上手くいかなくてもなんとかなるようにしましょう。
応援しています。
回答日時:2019/08/18 17:45:08

将来のために

猿山様、こんにちは

東京大学出身で、現在首都圏の中学受験指導塾で講師をしている者です。貴方は毎日欠かさずにサッカーの練習をし、夢に向かって頑張っているのですね。大変素晴らしいことだと思いますし、このまま続けて欲しいと思うところです。

しかし、一度お母様の言うことに耳を傾けてみることも必要かもしれません。中学受験とは人生に一度しか訪れることの無い機会です(もちろん今のチームメイトとともにサッカーする時間も限られていると言えるかもしれませんが)。サッカーを一時的にやめた、という後悔は中学に入学してから取り戻せるかもしれませんが、中学受験をしなかった、という後悔は今後長期にわたり残ってしまうかもしれません。

ここで、なぜ勉強するのか、なぜレベルの高い学校への進学を大人が勧めるのかという話を少ししてみたいと思います。それは、将来の選択肢が広がるからです。今現在、猿山様には将来の明確なビジョンが見えていますか?小学生にとっては少し難しい質問かもしれません。中学高校と進んでいく中でだんだんと自分のやりたいことが明確になってくると思います。それを実現しようとする時、麻布や東大で学んだ深く広い知識や出会った素晴らしい友人たちとの経験が多かれ少なかれ役に立つことでしょう。

これらの回答はあくまでも一個人の考えですので、参考程度にと止めていただければ幸いです。サッカーであれ勉強であれ、一度決めたことを最後まで貫き通すことが肝要かと思います。

猿山様のご活躍を心より願っております。