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カテゴリ:開成中学校

今年の開成中の算数

開成中志望の小学5年生です

今年の開成中学校の問題を見て、今の実力を図ろうとしたのですが、算数の大問3の問題が、図形と経路問題が融合してる感じで、全然わかりません

誰か、詳しい解説をお願いします。

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回答者
来年が勝負
回答日時:2019/08/07 18:00:25

開成中学算数の問題の解答

平成27年度算数の試験問題の大問3ですね。回答させていただきます。

(1)長さを速さで割ると、その長さ進むのにかかる時間が求められます。

まず、ゆう君の場合を求めてみましょう。A地点から反時計回りに一周します。
A→Bと進むのにかかる時間は、AとBとの間の長さをA→Bと進むときの速さで割って、
120÷84=10/7(分)と求められます。B→C,C→D,D→Aと進むときかかる時間も同様に求めて、
100÷100=1(分)、180÷105=12/7(分)、200÷100=2(分)と求められます。
よって、答えは、7/10+1+12/7+2=22/7=6 1/7(分)となります。

まさひろ君の場合もゆう君の時と同様に求めて、答えは
180÷90+100÷100+120÷126+200÷100=5 20/21(分)
となります。

(2)まずは、まさひろ君がC点に着いた時、ゆう君のいる場所のB点からの長さを求めましょう。まさひろ君がC点にいるときのB君のいる場所をPとおきます。ゆう君がAB間にかかる時間は10/7分、まさひろ君がDC間にかかる時間は2分なので、ゆう君がBP間を走る時間は4/7(分)となり、BPの長さは100×4/7=400/7(分)となります。平地での2人の速さは等しいので、2人はP点とC点のちょうど真ん中ですれ違います。この真ん中の点をQとして、BQ間の長さ=BP間の長さ+PC間の長さ÷2=400/7+(100-400/7)÷2=550/7=78 4/7(m)
と、求められます。

(3)2人が1周するのにかかる時間の差は6 1/7+5 20/21=4/21(分)です。まさひろ君がQ点から1周して再びQ点を通過するときのゆう君の場所をRとすると、ゆう君はRQ間を走るのに4/21分かかるので、RQの長さは100×4/21=400/21(m)とわかります。2人がすれ違うのはRとQの真ん中だから、BC間で2回目にすれ違うのは、(2)で求めた場所から地点の方へ、400/21÷2=200/21=78 4/7(m)と求められます。

(4)“1回目にすれ違ったとき、B点からの長さは550/7(m)です。(3)より、その場所から2人がすれ違うたびに、すれ違う地点は200/21 mずれていきます。550/7÷200/21=8余り50/21より、BC間で、8+1(回)すれ違い、最後にすれ違う場所はB点から50/21 m離れていることがわかります。