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カテゴリ:国語

俳句

個別指導の塾講師で、教え子が灘中学志望です。国語の問題を何年分か見たのですが、毎年俳句(空欄補充や季語など)の問題が出題されています。これは他の中学と比較しても珍しいことかと思うのですが、俳句の勉強の仕方(覚え方やオススメの参考書など)をお教えいただければと存じます。
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回答者
スゴイセンセイ
回答日時:2019/05/16 19:35:22

俳句の裏にある心情を理解する

確かに国語の問題で俳句を問うのは珍しいですね。
なかなか俳句の教え方や勉強の仕方も大変だと思います。
対策についてですが、まずは超有名な俳句をいくつか覚え(それを詠んだ人やおおまかな時代なども覚えておくと尚良し)、それと並行して基本的な季語を暗記していくのが良いでしょう。
また、有名な俳句を覚える上で、それをどのような意図や気持ちで詠んだのかということも併せて理解しておくことが大事です。俳句には必ず、詠み手の心情が含まれています。それを抜きに俳句を考えることはできません。
なので、俳句とはいえ暗記一辺倒にならず、むしろ覚えた知識を使って、それがどのような意図で詠まれたのかを読み解く、読解問題のような捉え方をして勉強に臨んでいただけたらと思います。
回答日時:2019/08/18 19:40:35

俳句を得点源に

スゴイセンセイ様、こんにちは
中学受験集団指導塾講師です。

確かに、俳句の出題は中学受験では珍しく対策が難しいように見えます。しかし、しっかりと対策すれば他の受験生と差をつける得点源とすることも可能です。以下、効果的な俳句の勉強法を記載します。

中学受験の問題では俳句と一緒に、その俳句について解説した文章が与えられることがあります。受験生の多くはこのタイプの問題を難しいと考えがちです。しかし、実際は俳句だけ与えられる問題よりも解きやすい場合がほとんどです。

俳句しか問題文で与えられていない場合、受験生はそれに対して様々な解釈が可能になってしまい、一つに定めることが容易ではありません。しかし、解説文があれば悩むことなく解釈を簡単に一つに定めることができます。

このように、解説文は俳句を解釈するためのヒントになります。長い文章だからといって読み飛ばさず、俳句と照らし合わせながら丁寧に読解することが大切です。