確かに中学受験において、算数が占める比重は非常に大きいです。
入塾するまでの二ヶ月の間に何をするべきか、とのことですが、基本的には特別なことをする必要はありません。
学校の宿題や課題などをこなすぐらいで大丈夫でしょう。中学受験レベルの勉強については、小四でしたら塾側が授業などを通して基本的なことから教えてくれます。
しかし、それだけでも不安なのは事実でしょう。
そこで、全体的に計算スピードが遅いとのことなので、百マス計算をお勧めします。
小四にもなって百マス計算なんてやっても意味がないじゃないか、と思われるかもしれませんが、意外とこれが馬鹿になりません。計算の基本は九九です。これがいかに早く頭から出るかが実際の計算スピードの明暗を分けていると言っても、過言ではないです。
実際、百マス計算ならば勉強時間も五分とかからないはずです。これを一分以内にクリアできることを目標に、もう一度初心に戻ってやってみてください一ヶ月もしないうちに、計算スピードはめきめき上がるはずです。
どうぞご検討のほどよろしくお願いします。

別の方も挙げていますが、計算が遅いのを改善するには、足し算、引き算、かけ算の百マス計算がオススメです。

時間を計って解くと、自分のスピードアップを実感でき、３か月もやれば手軽で効果的だと思います。１ｃｍのマスのノートが１冊あれば、おうちの方の手書きでも大丈夫です。ランダムに数字を並べ変えるだけで、毎日違う計算ができます。

引き算は、横に10～19をランダムに並べ、縦に1～10をランダムに並べ、横マスから縦マスを引けば作ることができます。

計算の速さや正確さは、訓練あるのみです。

まずは毎日100マス計算や計算ドリルをこなすことで、苦手な算数も克服できると思います。

都内で中学受験の塾講師をしている者です。
小学生の算数において最も重要なことは、
ズバリ「計算」です。

中学や高校の数学では、計算をできることは前提として、
もっと高度な思考をすることが求められますが、
小学生の算数では、まず最初に計算を素早く正確にできることが大事です。

素早く正確にというのは、
ただ計算練習を何度もすれば良いのではありません。
分数を使った計算、つるかめ算、方程式のような計算など、
様々な計算方法に対応しつつ、計算を工夫して、
より計算を楽にできるようになることが必要です。

このように、様々な計算方法のことを考えながら、
より簡単に、工夫して計算する力をつけることが、
論理的思考力を鍛えます。
これにより、素早く正確な計算ができるようになり、
もっと発展した問題にも少しずつ対応できるようになってきます。

ですから、お子様にはまず計算を得意になってもらうこと、そして、計算は計算でも、
「工夫して計算すること、様々な式に対応すること」をまず最初にマスターして欲しいです。

そのような計算能力が身につく計算ドリルなどをやらせるのが良いかと思います