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カテゴリ:理科

蒸散作用について

小学六年の息子を持つ母です。

植物の蒸散作用について質問で、植物は呼吸を一日中しているらしいのですが、蒸散はいつやっているのでしょうか?
教科書には気温が高い時、葉に光が当たっている時、湿度が高い時、植物体内に水分が多い時、などに蒸散を行うと書かれています。

これは蒸散がよく行われるようになる条件であって、蒸散自体は呼吸と同じく一日中行なっているということなんでしょうか?
それか、光合成と同じく日中だけなんでしょうか?

よろしくお願いします。
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回答者
小六の母です
回答日時:2019/05/16 21:50:03

蒸散作用について

蒸散作用というのは余分な水分を外に出すはたらきで、言ってみれば動物における尿のようなものです。したがって、蒸散も呼吸と同様、基本的には一日中行っています。蒸散量は一時的に増加/減少することこそあれ、それが0になるということは考えられません。
回答日時:2019/05/23 11:58:57

呼吸と蒸散

蒸散は呼吸と同じく、一日中行なっています。
蒸散は、葉の表面にある気孔と呼ばれる部位を通して行なっており、
また、呼吸もまた気孔を通して行われています。
簡単に言うと、気孔は植物にとっての口であり、
呼吸をするために開けば、同時に蒸散もまた行われます。
(口を開けっ放しにしていれば口の中は乾きますよね)

なので、植物が呼吸を常に行なっている以上、
蒸散もまた常に行われているというのが答えです。
ご指摘の通り、蒸散がよく行われるようになる条件というのも存在します。
それは投稿文の例にあげてもらった通りです。
植物はそれらの条件になると、
葉の表面にある気孔のほとんどを開口することで、
蒸散を促進させます。

呼吸をよく行う条件=蒸散をよく行う条件、
と考えてくださって結構です。