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カテゴリ:理科

サピックス5年 浮力の問題

サピックスの5年生男子です。

習ったばかりの浮力の単元が全くと言っていいほどできません。
私自身も理科の特に物理系が苦手だったので、教えられません。
旦那は激務であてにできず・・・。

下位ブロックからようやく脱出したところなので、ここで気持ちを切り替えて定着させていきたいと思っています。

どなたか浮力の基本の考え方を教えてください。
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回答者
急ぎです
回答日時:2019/02/28 13:42:58

浮力とは

都内で塾講師をしているものです。

基本の考え方というのがどの程度のまでなのかはわかりませんが、とりあえず浮力の原理について詳しく説明します。


まず、浮力とは水の中では常に働いている力です。
船などは水に浮かべることができますよね?
物体には重力が働き、物体を上から下へ押す力がかかっています。よって、水の上にあるのはこの重力によって水の中に沈んでいきそうになるのですが、水には浮力があるため、重力とは反対の、物体を下から上へ押し上げる力が働きます。これが、ものが浮く理由と言えます。

また、浮力の特徴として、『物体にかかる浮力は、物体と水が接している面積にのみ関係し、物体の質量には関係しない』というものがあります。

例えば、同じ質量のプラスチックプレートとストローがあったとします。
この時、プレートは水とプレートの接する面積が大きく、たくさんの浮力がかかって浮くことができますが、ストローは水との接地面積が少ないので、浮力がストローの質量にかかる重力に負けて水の中に沈みます。

これが、浮力と重力の関係になります

具体的な計算方法としては、以下のサイトが非常にわかりやすいので、こちらのサイトをご覧ください。

https://juken-mikata.net/how-to/physics/huryoku.html


回答日時:2019/02/28 14:03:16

浮力の6つのパターン

確かに浮力の問題は計算が複雑ですし、苦手とする子は多いです。
しかし一見複雑そうに見えても、いくつかの基本的なパターンを覚えてしまえば、案外するりと解けてしまうのも浮力の特徴です。
覚えるべきパターンは以下の6つです。
①物の重さ―水に入れた物の重さ=浮力
②物の水に沈んでいる体積=浮力
③水以外の液体の場合:物の水に沈んでいる体積×液体の密度=浮力
④台測りにかかる重さ=水+ビーカー+おもりの重さ
⑤ばね測りで吊るしている場合:台測りにかかる重さ=水+ビーカー+浮力
⑥氷が水に浮かぶ、またはその氷が溶ける→水面の高さは変わらず
特に①と②は最重要なので、常にこの2点を意識して解くことをオススメします。
ご健闘をお祈りします。