基本的に現代文の問題を解くというのと読書することは違います。読書は書かれている内容を自分なりに解釈して理解することですが、現代文の試験で問われているのは、筆者の主張を限りなく客観的に把握することであり、ある意味読書とは真逆のことをしています。現代文の問題を解く際には自分の主観を意識的に排除しなければならないので、読書よりも圧倒的に難しい次元の話です。ですから、受験に頻出のテーマについて知りたいなどの理由で読書をするのはいいですが、「点数を上げる」ために読書するというのは間違っている、というか不可能だと思います。大学受験の現代文は読書で点数が上がるようなレベルのものではなく、やはり「読み方」というのを訓練しないといけないのでしょう。。